善光寺

牛に引かれて善光寺

長野県長野市にある無宗派の単立寺院。天台宗大本山大勧進と浄土宗大本山大本願により運営されていて、日本百観音(西国33、坂東33、秩父34)の番外札所でもあります。

写真は本堂から見た風景です。
善光寺の境内案内図

長野市は善光寺を中心に発展した町なので、善光寺の前(南)に市街地が広がっていて、北は延々と山です。

オレンジ色の部分が善光寺の有料駐車場です。
表参道の仁王門

善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。
仲見世通り

お饅頭屋さんでお土産を買ったら、作りたてのお饅頭を一個サービスで食べさせてくれました。おじさん、ありがとう♪
三門(山門)

平成の大修理により創建当時の姿に復元され綺麗になった三門。
三門に掲げられた「善光寺」の文字。これは通称「鳩字の額」と呼ばれていて、3文字の中に鳩が5羽隠されているそうです。

更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われ、「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を如実に物語っていると言われています。
濡佛(延命地蔵)

江戸大火を出した八百屋お七の霊を慰めるため出家した吉三郎が建てたという伝説があり、俗に「八百屋お七のぬれ仏」とも呼ばれているそうです。
本堂(金堂)

創建以来十数回の火災に遭い、現在の本堂は1707年再建だそうです。

発券機で内陣券を購入すると本堂の内陣を拝観できます。
護法塚。左が「山王塚」、右が「諸神塚」です。

本堂手前の左右にある塚で、この岩の下には本堂建築の際に使用された大工道具が埋められていると案内板に書いてありましたが、大工道具の名前が山王や諸神ということは何か謎がありそうです。また、この石は戸隠山を構成する岩と同じで、モルタル部分は現代のセメントと同じものだとか。善光寺は戸隠の入口であり、両社は昔から関わりが深いので、何かあるのかもしれませんね。

鐘楼と梵鐘

鐘楼は無阿弥陀仏の六字にちなんで6本の柱で建てられていて類のない形式だそうです。

梵鐘は毎日の時を知らせる鐘や除夜の鐘ですが、長野オリンピックの開会を告げた鐘でもあるそうです。
忠霊殿と善光寺史料館

戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでの240万余柱の英霊を祀る、日本唯一の仏式による霊廟です。

1階は史料館になっています。

善光寺所在地:長野県長野市元善町491