戸隠神社奥社/九頭龍社

修験道の霊場

随神門(旧仁王門)

信州は戦国時代に武田信玄と上杉謙信が奪い合った場所で、戸隠も例外ではなく、戦に巻き込まれ破壊された歴史があるそうです。
杉並木

随神門を過ぎると杉並木に変わり、参道の幅も少し狭くなりました。この杉並木は約400年前に植えられたもので、約500メートル続くそうです。
奥社参道杉並木

幕府から領地を拝領した戸隠山顕光寺(現・戸隠奥社)は奥社を中心に大門通りをつくり、その道側に坊を集め、参道や境内には植樹し杉並木をつくり、一山の威容を整えた、とあります。
奥社院坊跡

西暦850年以来、戸隠権現に奉仕した院坊の跡で、当時、院坊が参道の左右にあったそうです。明治維新後、神社となり、国有境内地になったため、ここにあった院坊は戸隠中社、宝光社に住居を移した、とあります。戸隠も廃仏毀釈の嵐に巻き込まれた地だそうです。
参道

だんだん狭くなってきます。杉の根が地面に潜らず地上付近を這っていて、神社でよく見かける光景です。
法燈国師母公 祈願観音堂跡 法篋印塔入口

『法燈国師の母公が筑摩郡神林村からこの地にあった観音様に詣でて祈願し国師が誕生したと伝えられている観音堂に昭和9年7月奥田正造師が法華経一巻の写経石を埋経して塔を建てた』とあります。
石段

奥社まで480メートルという立て札を過ぎると、平らだった参道に少しデコボコが出現するようになり、そしてついに段々が出現。
参道横に飯縄大明神が祀られていました。
参道

あと少しなのですが、ちょっと歩くのが大変でした。必ずスニーカーなど歩きやすい靴で行きましょう。

戸隠神社奥社/所在地:長野県長野市戸隠