信濃国一宮 諏訪大社/上社本宮

全国の諏訪神社の本社

東参道の鳥居です。

昔はこっち方面から境内に入って参拝していたそうで、ここが本来の正門です。

写真を撮った場所に本宮の駐車場があり、車で行く人はここに車を止めて東参道から入ることになりますが、ここは鳥居に向かって一方通行なので、後ろの茅野方面から来ることになります。
「蛙狩り神事」が行われる御手洗川

鳥居前にある御手洗川では、毎年元旦の朝、川の底を掘って冬眠中の蛙を捕まえ神前に捧げ五穀豊穣を祈願する「蛙狩り神事」が行われます。

必ず蛙が数匹見つかるので、諏訪大社七不思議の一つに数えられています。
「入口御門」と「布橋」

鳥居をくぐると正面に入口御門あり、布橋と呼ばれる廊下が続きます。

廊下の右手には数々の摂社・末社や宝殿などが並んで壁となり、内側が見えなくなっています。
出早社

祭神 出早雄命 (諏訪明神の三男)

出早社と境内案内板との間に門が見えているのですが、案内板によると、この門の向こうに三之御柱があるようです。

− 出早社(いずはやしゃ) −
『 祭神は諏訪大神の御子神(出早雄命)で、地元の人々はお諏訪様の門番神として崇めている。又、古くからイボ石神として敬われ、小石を捧げてイボの全快を祈る風習が残されている。』
(案内板より)

奉納された本宮一之御柱木落用のメドテコだそうです。

− 目処梃子(メドテコ) −
『 本宮一之御柱の木落としを実際に行ったメドテコです。片側に12名乗せ曳き下ります。片側に12名乗せ曳き下ります。』
(案内板より)
摂末社遙拝所。現在、約100社祀られているそうです。

− 摂末社遙拝所 −
『 昔は13所遙拝所とも稱し前宮を始め上の13所、下の13所、計39ヶ所の摂社・末社を遙拝する所であった。現在、當大社の摂末社は約100社あり、朝夕この社を通して遙拝している。』
(案内板より)
大国主社。

ずらっと繋がった数々の摂社・末社の隣に単独で祀られていました。
謎の参道

右中央の注連掛鳥居からこちらへ真っ直ぐ石畳や階段が作られていますが、直進しても突き当たりは壁で、なぜここに鳥居があるのか不思議です。

壁の向こうは禁足地の神居なので、神居に入る参道だったという説もありますが・・・
東御宝殿・西御宝殿

御神輿及び御神宝を蔵める神聖な御殿で一般の神社の本殿に相当し、寅年と申年毎に一殿新しく造り替え遷座祭りを行っているそうです。

諏訪大社/上社本宮所在地:長野県諏訪市中洲宮山1