布引観音(天台宗布引山釈尊寺)

「牛に引かれて善光寺」伝説発祥の地

護摩堂

右手に少し見えるのが白山社で、室町時代初期の様式を伝える数少ない貴重な建築物だそうです。

ここから右方向に崖をくり貫いた参道が続きます。
太子堂

岩壁にピッタリはめ込まれてました。崖をくり貫いた参道なので、参道にあるものは岩壁をくり貫いて設置されています。
岩をくり貫いた参道

ちょっと怖いです。でも何層もの地層が露出していて興味深くもありました。
六地蔵

『 六道地蔵とも言い、衆生がそれぞれの行いによって生まれ変わっていく六種の迷いの世界を地蔵尊に表わしています。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上を「六道」といいます。』
(案内板より)
愛染明王堂。

ここも岩にピッタリはめ込まれてました。
観音堂

断崖絶壁のこの観音堂の岩屋内に、牛に引かれて善光寺の伝説となった布引観音が安置されているそうですが、中は通行止めになっているし暗闇だし見えません。
観音堂宮殿

観音堂の岩屋内に安置された宮殿は1258年建立で、和風建築のひな形とも言うべきもので、鎌倉時代の様式をよく現した重要な建築物だそうです。
観音堂から本堂方面を見た風景

さざれ石がたくさんあったり、何層もの地層が露出していたり、布引観音は戸隠に匹敵する不思議な場所でした。

布引観音所在地:長野県小諸市大久保2250