善光寺の表参道

牛に引かれて善光寺

善光寺の表参道

長野市街地には長野駅前から善光寺までの約2kmを一直線につなぐ目抜き通りがあり、駅から門前町の中央通りが続き、途中の「善光寺」の信号から宿坊が並ぶ石畳の参道に変わります。

長野市道路元標

石段の参道入口に設置されている、長野市の道路の基準点を示す標石です。
表参道の石畳

表参道の石畳は7777枚あると言われていて、大部分は当初のままで、これだけの規模を持つ近代以前の敷石参道は希だそうです。
善光寺参道の敷石伝説

敷石には伝説があり、善光寺の本堂が完成したばかりのころ、自分の息子と気付かず殺めてしまった伊勢の石屋が巡礼の途中に善光寺にやって来て、参拝者のために境内入口から三門下までの石畳を寄進し、その後も子孫が敷石の修理をしていたそうです。
むじな地蔵

宿坊の前にあった可愛いむじなの地蔵です。せんと君の作者さんの作品だそうです。
浄土宗大本山大本願

善光寺の創建当初から歴史を共にしてきた尼僧寺院で、現在は浄土宗の大本山です。住職は「善光寺上人」と呼ばれ、大勧進の貫主(住職)と共に善光寺住職を兼ねています。門跡寺院ではありませんが代々公家出身者から住職を迎えているそうです。

仁王門

大本願の隣にあり、両側に仁王像が安置されています。
仁王門から石畳を振り返った風景。左にたくさんの宿坊が並んでいます。
良寛詩碑

良寛が善光寺に参詣した折に作った詩だそうです。

再び善光寺に遊ぶ
曽て先師に従って此の地に遊ぶ
首を回らせば悠々二十年
門前の流水屋後の嶺
風光猶似たり昔日の妍
駒返り橋

雨の日に撮ったので濡れてますが、仲見世通りが終わり三門へ進む参道の入り口にある石橋で、源頼朝が善光寺を参詣した時に馬の蹄が穴に挟まってしまった為に駒を返したという話から「駒返り橋」と呼ばれています。
仲見世通り

お土産屋さんがズラッと並んでいます。喫茶店、そば屋さん、仏具店などもあります。
六地蔵

六つの世界(六道)に現れ衆生を救うと言われる菩薩。右から地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界の菩薩。
三門(山門)

この時、三門は平成の大修理中で、両側に迂回路が設けられていました。

善光寺所在地:長野県長野市元善町491