皆神山と皆神神社

皆神山ピラミッド山

本殿

熊野出速雄神社の本殿で、中世の修験道の遺構であり、現存するものは少ないため、とても貴重な社殿だそうです。

− 熊野出速雄神社本殿 −
『 かつて修験道の栄えた北信地域であるが、現存する修験道の遺構は少ない。その中にあって熊野出速雄神社本殿は、中世の遺構であり、非常に貴重である。他の修験道建物とも共通し、妻入りの形式である。建築年代は十五世紀末期から十六世紀前期。当初内部は、内陣、下陣に区切られていた。』
(案内板より)

本殿の前にあったお宮。昭和49年以降に個人が建立したお宮のようです。
御神木のヒムロビャクシン。
隣はゴルフ場になっていました。
富士浅間神社

大本教が建立したそうです。
地質学上 世界の中心山脈の
十字形せる 珍の神山

天霊の 聖地に些しも 違はざる
尊き神山 皆神の山

出口王仁三郎
底なし沼

山門近くにある小さな沼なのですが、深さは10メートル以上あり、底なし沼と言われているそうです。

皆神山は独立山なので頂上にこんな沼があるのは不思議だと言われています。
クロサンショウウオ産卵地

底なし沼はクロサンショウウオの産卵地でもあるのですが、クロサンショウウオは綺麗な水でないと生息できず、なぜ独立山の山頂の溜め池が産卵地なのか謎とされています。

− 天然記念物 皆神山のクロサンショウウオの産卵地 −
『 県内では北アルプスや信越国境方面の山岳地帯に集まっている。東信では菅平に一例あるが松代のような標高の低いところにあるのは珍しい。当地は、クロサンショウウオの分布南限地として貴重である。クロサンショウウオは、きれいな自然水でないと生息できない。』
(案内板より)

皆神山所在地:長野県長野市松代