戸隠神社奥社/九頭龍社

修験道の霊場

終点の石碑

参道の突き当たりに石碑がありました。ちょっと写真だとわかりにくいですが、この石碑の土台は「さざれ石」です。この後、階段の石や岩を確認しながら参拝したのですが、ほぼ全てさざれ石でした。
石段

奥社までデコボコの階段が少し続きます。ここへ来るまでの参道の段々もデコボコでしたが、さざれ石の階段なのでデコボコなようです。
御守札授与所

手前を左に入ると戸隠山への登山道になります。
戸隠山登山口

八方睨コース核心部(上部)ルート図がありました。登山者のHPを見てみると、登山してても「さざれ石」の岩を登ったりするそうで。戸隠山はピラミッド山同様、人工の山なんじゃ?
神社への階段

ついに神社と狛犬が見えました。狛犬の右に手水舎の屋根も見えます。
九頭竜神社と角のある狛犬

九頭竜神社です。そして、ここの狛犬には角がありました。

左の狛犬に角がある神社は時々あって、諏訪大社前宮や秩父神社など歴史ある有名な神社で時々見かけるのですが・・・
なんと、右の狛犬にも角が!
(拡大なのでちょっとわかりにくいですが)

さざれ石ばかり気にしていたので気付かず帰宅してから気付いたのですが、戸隠は何か違います。
(フォトショでちょっと角を強調してみました)
九頭竜社です。祭神は九頭竜大神。

案内板には『地主の神で鎮座年代古く、天岩戸戸隠山の守神にして神代の岩戸隠れの変に功績を立てた天手力男命を当山に迎えた大神』とありました。

ここの九頭竜神については鎌倉時代の「阿裟縛抄諸寺略記」に、800年代中盤頃、学門という名の修行者が法華経の功徳によって九つの頭と龍の尾を持つ「鬼」をこの地で岩戸に閉じこめたと、あるそうです。

また、九頭竜神社の奥の洞窟には龍が住み、神主は神饌を上げた後に絶対に振り向いてはならず、祭壇より奥に入ってもいけない、という岩戸守大神としての伝承もあるそうです。

奥社への階段

ついにゴールです。九頭竜神社に向かって右側にあります。
戸隠神社奥社(本社)

祭神 天手力雄命

鎮座は第8代孝元天皇の時代の西暦207年とありました。コンクリート造りなのが違和感でしたが、雪崩れて社殿が壊れ、災害対策のためコンクリート造りの社殿になったそうです。
奥社の屋根付近

社殿は岩穴にはめ込むように造られていて、岩を削ったと思われる屋根付近もさざれ石でした。

戸隠神社奥社/所在地:長野県長野市戸隠