− 早川渓谷について −
『 皆様は今、日本の地質構造を東西に二分する境界を目の前にしておられます。この境界は地質学上有名な糸魚川−静岡構造線で正面の早川渓谷の上流及び左手の支流春木川渓谷を通っています。(すぐ後の机の上の地図もご参照下さい)
この線の東と西では、岩石の質がはっきりと異なっていますが、その成因は今から五千万年前頃、この線の東側一帯が大陥没により海底へ沈降し、海底火山の噴出物並びに両側山地からの土石流の堆積により新しい岩石が出来たあととされています。このあたりも大昔は海の底であったため、岩の中に貝の化石などが見られることもあります。この陥没地帯は今でも両側の山地よりは低いので、フォッサマグナ(大凹地帯)と呼ばれています。』
(案内板より)
身延山久遠寺の所在地:山梨県南巨摩郡身延町身延3567