『 鹿島神宮境内約七○ヘクタール(七○町歩)に繁茂する植物は一千種の多種にわたり、特に南限北限の植物が同生して植物学上貴重なため県の天然記念物の指定を受けている。』
(案内板より)
− 神鹿について −
『 鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神様のところへ、天照大御神様のご命令を伝えに来られたのが天迦久神という方で、鹿の神霊とされていることから、鹿島神宮のお使いは鹿となっています。
神護景雲元年(西暦七六七年)に、藤原氏は氏神である鹿島の大神の御分霊を奈良にお迎えして春日神社を創建しましたが、そのとき、御分霊を神鹿の背に乗せ、多くの鹿を連れて一年がかりで奈良まで行きました。その鹿の足跡が、東京江戸川区の鹿骨をはじめとして、東海道を三重県の名張まで続いて残っています。
また、鹿島も古くは香島と書いていましたが、養老七年(七二三)ごろから鹿島と書くようになったのは、この鹿との縁によるものでしょう。神鹿は長い間大切に保護されてきおりますが、幾度か新たに導入され、現在の神鹿はかつて鹿島から移った奈良の神鹿の系統を受けています。』
(案内板より)
− 末社 熱田社 (祭神 素盞嗚尊 稲田姫命)−
『古くは七夕社(或は田畑社)として農業守護の社です。』
(案内板より)
− 奥宮 −
『 本宮御祭神の荒魂(分け御魂のことで躍動する魂のこと)を奉祀する。』
− 社殿 −
『 慶長十年(一六○五)に徳川家康公により本宮の社殿として奉建されたが元和五年(一六一九)に二代将軍秀忠によって現在の本宮社殿が奉建されるに当り現在地に引移してオ奥宮社殿となった。』
(案内板より)
鹿島神宮所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1