常陸国一宮 鹿島神宮

鹿島神社の総本社

楼門。日本三大楼門の一つです。

『 寛永11年(1634年)に水戸初代藩主徳川頼房公が奉納。頼房公は水戸黄門光圀の父君。』
(案内板より)
楼門手前の左に手水舎があり、その隣に摂社・末社へ向かう鳥居がありました。

突き当たりは摂社「沼尾神社、坂戸神社」の遙拝所で、参道の両脇に末社「須賀社、熊野社、津東西社、祝詞社」がありました。
楼門を入ると左に神札授与所があります。

ここで鹿島神宮の本を購入。鹿島神宮の歴史や謎が書かれていて参考になりました。
楼門から正面を見るとこうなります。

前方に赤い袴の巫女さんが2人いますが、その右側が武甕槌大神を祭る本殿の拝殿です。通り過ぎないよう気をつけてください。

左に見える社は建葉槌神を祭る摂社です。
拝殿前に鎮座している高房社

建葉槌神を祭る摂社で、本殿よりこっちに先に参拝するのが古例ですが、常陸国を支配していた天香々背男を討ったのは建葉槌神だからでしょう。楼門に向かって建っているので自動的に引き寄せられる感じです。

− 摂社 高房社 (祭神 建葉槌神) −
『 鹿島の大神に従い天香々背男を討つ。常陸国二の宮静神社の祭神である。本社参拝の前に詣でるのが古例である。』
(案内板より)

武甕槌神(鹿島神)を祭る本殿の拝殿です。

建葉槌神の摂社から参道側(右)を向くと拝殿になります。

− 創祀 −
『 神武天皇御即位の年に神恩感謝の意をもって神武天皇が使を遣わして勅祭されたと伝える。』
− 御神徳 −
『 神代の昔、天照大御神の命により国家統一の大業を果され、建国功労の神と称え奉る。またふつ靈剣の偉徳により武道の祖神、決断力の神と仰がれ関東の開拓により農漁業、商工殖産の守護神として仰がれる外常陸帯の古例により縁結び安産の神様として著名である。更に鹿島立ちの言葉が示すように交通安全、旅行安泰の御神徳が古代古代から受け継がれている。』
(案内板より)

右側が本殿。後ろに御神木がそびえています。

社殿は北向きですが本殿内の御神座は東向きで、この構造は出雲大社と同じです。
建葉槌神の摂社から左を向くと、この仮殿がありました。本殿や摂社・末社を修理する時などに一時的に神様を遷す社殿です。
宝物館。国宝の「直刀」が展示されています。

鹿島神宮所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1