上野国 一之宮貫前神社

日本三大下り宮

群馬県富岡市に鎮座している上野国の一宮で、別表神社です。

下ったところに社殿がある珍しい神社で、熊本の草部吉見神社、宮崎の鵜戸神宮とともに「日本三大下り宮」と呼ばれています。

− 貫前神社由緒 −
貫前神社の創建は安閑天皇の元年で、鷺宮(安中市)に物部姓磯部氏が氏神の経津主神を祀り、荒船山に発する鏑川の流域で鷺宮の南方に位置するここに社を定めたのが始まりとされるそうです。

大鳥居

南に面した参道の階段を丘の上まで上ると立っている両部鳥居です。

現在地は道路で、ここまで車で来ることができ、近くに駐車場がありました。
総門

道路を挟んで大鳥居の反対側に総門があり、近くには民家もありました。

総門の向こう側は下りの階段です。
総門を入ると広がるこの景色。楼門がこちらを向いて建っている不思議な光景です。

なぜ山の北側斜面を切り開いて南向きの社殿を造ったのか謎です。
石段を下る途中の左手には末社・月読神社が鎮座。

この社殿は牛王堂として使用していた旧拝殿で、明治維新以後、月夜見命を祀り月読神社としたそうです。

また、近在の氏神を合祀し、月夜見命他17柱の神々を祀っているそうです。
月読神社の反対側には斎館が。
楼門

楼門の奥にも入れましたが、楼門に賽銭箱があり、ここで拝むようになっていました。

一之宮貫前神社の所在地:群馬県富岡市一ノ宮1535