扁額に「白雲山」とありますが、妙義山は、白雲山、金洞山、金鶏山などの総称で、妙義神社は白雲山の中腹に鎮座しています。創建は宣化天皇2年(537年)とされるそうです。
妙義神社は昔は波己曽(はこそ)神社と呼ばれ、「はこそ」は岩社(いわこそ)のことで、妙義山を神として祭ったことに始まるそうです。
1030年頃記された「上野国交替実録帳」には社殿の記載はなく、「勲十二等波己曽神社、美豆垣壱廻、荒垣壱廻、外垣壱廻」と、神の依代となっていた岩に三重の垣があり、その岩は現在の本殿北の影向岩と考えられ、神仏習合で岩神の本地を大日如来とし、波己曽神から妙義神へと仏教的な神名に変わったと考えられるそうです。
妙義神社の所在地:群馬県富岡市妙義町妙義6