妙義神社

パワースポット

妙義神社

群馬県の妙義山の東麓に鎮座する、パワースポットの本でよく見かける神社です。

また、ここは大河ドラマの義経の鞍馬山、天地人の雲洞庵のロケ地にもなっています。
松井田駅や松井田妙義インターの南西に位置し、妙義山の東を走ると道沿いにこの鳥居があり、斜め前に「道の駅みょうぎ」がありました。
参道の坂道を進むと妙義山がだんだん近づいてきます。

妙義山は小豆島の寒霞渓、大分県の耶馬渓と並ぶ日本三奇勝の1つで、日本百景にも選定されています。
妙義山の山腹には「大」の字が。

江戸時代に設置され、縦横5メートルあるそうです。
総門(山門)

石段を上ると大きな総門があり、左右に仁王像が安置されていました。この総門は白雲山石塔寺の仁王門として建立されたもので、関東で最大規模の山門だそうです。
天然記念物 妙義神社の大杉の子

樹齢千年以上と推定された天然記念物の大杉があったのですが、老衰腐朽のため昭和46年に突風で倒壊してしまい、その杉の穂が保存されていたので、それを接ぎ木し、大杉の子孫として復活させたんだそうです。
妙義山歩道

右側が妙義神社で、左側には中之岳神社が鎮座しています。

黄色の線は一般向けの散歩道ですが、岩場やくさり場などがあります。
石垣

妙義神社には、お城のような凄い石垣があるのですが、これは江戸中期に妙義山で産する安山岩を使って、江戸や信州高遠の石工たちが築いたものだそうで、精巧な石積です。
銅鳥居

扁額に「白雲山」とありますが、妙義山は、白雲山、金洞山、金鶏山などの総称で、妙義神社は白雲山の中腹に鎮座しています。創建は宣化天皇2年(537年)とされるそうです。

石段を登って鳥居をくぐると正面に手水舎があり、本殿へ向かう階段が続いていました。

手水舎の右側には波己曽社(祈祷殿)もありました。
波己曽社(祈祷殿)

旧本社の社殿で、現在の本社が復活するまで仮の本社として、ここで参拝するようになっていました。

祭神は日本武尊、豊受大神、菅原道真公、権大納言長親卿です。

妙義神社は昔は波己曽(はこそ)神社と呼ばれ、「はこそ」は岩社(いわこそ)のことで、妙義山を神として祭ったことに始まるそうです。
1030年頃記された「上野国交替実録帳」には社殿の記載はなく、「勲十二等波己曽神社、美豆垣壱廻、荒垣壱廻、外垣壱廻」と、神の依代となっていた岩に三重の垣があり、その岩は現在の本殿北の影向岩と考えられ、神仏習合で岩神の本地を大日如来とし、波己曽神から妙義神へと仏教的な神名に変わったと考えられるそうです。

波己曽社内

左右に黄金の狛犬が安置されていて、左の狛犬には角がありました。

妙義神社の所在地:群馬県富岡市妙義町妙義6