二宮赤城神社

里宮

群馬県前橋市二之宮町に鎮座している神社で、赤城山山頂の赤城神社の里宮です。

上武道路の信号「二宮赤城神社前」を北に入ると突き当たりに鎮座しています。

二宮赤城神社は、赤城山山頂の赤城神社(山宮)三夜沢赤城神社と3社で論社となっています。

「赤城山神宮寺」と文字が刻まれた梵鐘。

4月と12月に三夜沢赤城神社との間を御神体が往復する「御神幸」の儀式の時だけ、この梵鐘が撞かれるそうです。
長い参道を進むと神代橋(じんだいばし)が。
随神門

両側に、弓矢を持った右大臣と左大臣が鎮座していました。
二宮赤城神社由来

第11代垂仁天皇か、第12代景行天皇の御代の創建だそうです。
随神門をくぐると学校の校庭のような広い境内になり、正面に拝殿がありました。

境内の周囲には壕と土塁が巡らされ、鎮守の森には大きな杉の木が繁り、二宮赤城神社の社地は「中世における社地の形態を比較的良く今日に伝える環濠遺構で、当時の神社経営を知る上で貴重である」との理由で市史跡に指定されています。

右から、舞台、神楽殿、収蔵庫。

二宮赤城神社には太々神楽、雅楽、式三番叟が伝えられ、演じられて奉納されているそうです。

『 式三番叟は鎌倉時代に猿楽で演じられた芸で、五穀豊穣を祝い、翁・千歳・三番叟の三人で舞い、歌舞伎にも伝えられています。この式三番叟は、農村歌舞伎・地芝居・神楽が影響し合ったものといわれ、神社の古式的な神事と結びついており大変貴重なものです。』
(案内板より)

拝殿前の狛犬

二宮赤城神社の所在地:群馬県前橋市二之宮町886