安房国一宮　安房神社

拝殿。
主祭神は忌部氏の祖で日本の産業創始の神・天太玉命。

相殿神
天乃比理刀�当ｽ（天太玉命の妃神）
櫛明玉命（出雲忌部の祖）
天日鷲命（阿波忌部の祖）
手置帆負命（讃岐忌部の祖）
彦狭知命（紀伊忌部の祖）
天目一箇命（筑紫忌部・伊勢忌部の祖）

拝殿の中に「富国一宮」とありました。

拝殿（左）と本殿（右）

本殿の隣に三角柱の盛り砂が２つ並んで立ててありました。

本殿横の神饌所

神様に奉る神饌（食事）を作るための建物です。

御仮屋

本来は安房神社例祭に際し、出祭してきた近郷の神社の神輿を納めるための建物でしたが、現在は神輿の入祭は行なわれていないそうです。

御神水

本殿裏の吾谷山から湧き出ている御神水で、ここでお水取りができます。昔は周辺の田畑の水源でもあったそうです。

−　お水取の作法　−
『　受付にて申込みをしてお祓いを受け、御祭神を拝しお水をお取り頂きます。
御祭神　安房大神（繁栄の神）　水波能売神（水神様）　吾谷山御神霊』
（案内板より）

兼務社遙拝所

末社　琴平社

讃岐・金刀比羅宮の御分霊を祀っている末社です。

摂社　下の宮

祭神は房総開拓の祖・天富命と、日本武道祖神の天忍日命。

御神木の槙

御手洗池の隣に御神木の槙がありました。

安房神社洞窟遺跡

井戸工事の際に忌部一族の墓とされる洞窟が見つかり、発掘調査の結果、縄文土器や古墳時代の土師器などが出土したそうです。

斎館の裏にあった洞窟遺跡址。

現在、洞窟は埋め戻され、見つかった墓は安房神社近くに忌部塚として祀られているそうです。

安房神社所在地：千葉県館山市大神宮589