生命の樹(セフィロト)

Title
生命の樹の概要
生命の樹(セフィロト)
生命の樹(セフィロト)の図
生命の樹は私たちが存在している世界(次元)をあらわした図で、1〜9の数字や様々な特徴が描かれていて、この世界が生じた経緯や今後の方向性なども含まれ壮大です。
数字とアダムカドモン
生命の樹の解説(下図)

生命の樹(セフィロト)

カバラには「アダムカドモン」と呼ばれる存在が登場し、この世界はアダムカドモンが分裂した結果生じたとされ、それぞれの数字はアダムカドモンの欠片です。(参照「人類補完計画」

各数字がある丸い場所は「セフィラ」と呼ばれ、アダムカドモンが分裂して生じた各部分です。各セフィラは22本のパスで繋がっていて、数字のないセフィラは隠された「ダート」で、本来ダートは表示しないのでパスは22本となります。
1段目「至高の三角形」
生命の樹を上中下の3段に分けると、一番上は「至高の三角形」と言われる3つの数字(1、2、3)で、この3つの数字はそれぞれの属性をひたすら貫く純度の高い特徴を持ち、1は空間型、2は感情型、3は思考型の特徴をひたすら貫きます。複雑さはなくとてもシンプルで、他の数字から見れば単純明快で、天然ボケが炸裂することも多く、愛嬌のあるタイプです。
生命の樹は1つではなく上下に複数連なっていて、接続部分は1と10です(右図)。

上の生命の樹の10が下の生命の樹の1として下に流出し、2と3も流出して「至高の三角形」を形成し、空間型、感情型、思考型の原型となるので、1、2、3はそれぞれの属性を貫くことになります。

逆に、1が上へ流出すれば10となりますが、どちらにしても1の方向性はとても重要で、1の人の心の中に自分を裁く裁判官がいるのは、1がみんなを導く立場にあるからです。
連続する生命の樹
みんなと仲良くしていたいので、1段目の数字は他者との間に壁を作りたがらず、喧嘩をしても仲直りすれば忘れてしまいます。感情型は恨むと怖いとはいえ、2は平和を愛するので、相手が自分を受け入れてくれるならいつまでも恨むことはありません。

これはアダムカドモンがまだ複雑な分離状態にないからで、3は誰とでもすぐに仲良くなり、子供のように無邪気です。
2段目「創造界」
2段目からは複雑化し、ここでアダムカドモンが個性に分離し、難解で難しい性格になって行きます。その原因は3と4の間に存在する隠れた「ダート」の転換作用にもありますが、4にもモード変更のような変換作用が働き、運勢占いの4の運勢の一年間が重苦しく体調を壊すほどしんどいのは、そのためとも考えられます。

個性とは他との違いであり、違いは摩擦を生み出すので、4はあらゆる危険に対処するためネガティブな可能性を追求し対策を練る位置にいて、それができる優秀さを持つのと同時に、危険を回避するため他者との間に壁を作り、どうしてもネガティブに傾きやすくなります。

5と6は個人主義の数字で、5は他者とあまり関わりたがらず、6は個性へのこだわりが強く人と違う自分になりたがります。

また、2段目は創造するための思考の領域であり、4と5は思考型の数字であり、6も思考型の特徴が多いため、2段目はコンピュータでたとえるならプログラマーやシステム領域で、様々なアイデアを出し計画し実行しようとする領域です。でも、4、5、6は感情に流されやすい面もあるため思考と感情で創造して行く領域とも言えます。
3段目「形成界・物質界」
3段目はアダムカドモンから分離した個性が肉体を持ち男女に分かれた領域で、2段目が計画した内容が7で形成されて8で物質界となり、8、9、10(1)の空間型の数字が維持・管理するイメージとなります。

運勢占いで運勢数7の時の言動がその後の8と9の運勢に影響するのは、3段目が7で形成されるからと考えられ、7の一年間におかしなものを形成してしまうと、8と9の運勢までおかしくなるということなのでしょう。
人間界は9と10
私たちが生きている人間界は3段目に存在し、人間の精神は9、人間が生きている物質界は10のマルクト(王国)だという説がありますが、スピリチュアルやオカルトの世界では「人間は全てを持っている」とよく言われ、人間は確かに1〜9の数字の性格で成り立っているし、9も全てを包含する数字であり、1〜9の特徴を誰でも理解できるので(そういう人いるよね、と納得する)、間違いではないのかもしれません。

また、7、8、9、10(1)の数字が仕事人間と化すと周囲を圧倒するのも、3段目に位置する数字だからと考えられます。
2段目と3段目の対立
上からの順番で言えば、2段目が作成した計画を3段目が忠実に実行するわけですが、生命の樹には下から上へ向かう方向性もあり、2段目が作成した計画に3段目が反発することもあります。

2段目は、会社でたとえるなら現場に指示を出す上層部のような存在で、3段目は上層部に振り回される現場の立場なので、この関係がトラブルを生み出すのは仕方のないことなのでしょう。そのため1段目を「至高の三角形」とたたえるのかもしれません。