人類補完計画

数字とアダムカドモン
カバラと言えば新世紀エヴァンゲリオンですが、人類補完計画とはカバラの基本的な思想です。カバラには、「アダムカドモン」という完全体が分裂し、それぞれの数字が持つ特徴(セフィラ)になったという考え方があり、各数字はアダムカドモンの欠片です。

そして、欠片はいずれアダムカドモンに戻り元の完全体になると言われていて、エヴァの人類補完計画はこのことを描いているので、「欠けた心の補完」、「私と一つになりたい?」、「アダムより生まれし者はアダムへ帰らねばならないのか」となるわけです。

エヴァにはリリスが登場し複雑ですが、各数字が持つ特徴がバラバラで人の性格がそれぞれなのは、そうなるように完全体が分裂したから、というのがカバラの考え方です。