置賜の庭

置賜地方の文化

山形県米沢市の伝国の杜の南西側の一角にある庭園で、上杉記念館から入れました。
置賜地方の昔の文化をかいま見れる場所です。
行屋
置賜地方には飯豊山や出羽三山に登拝する男子の成人儀式があり、儀式前にはここにこもり身を清めたんだそうです。

− 行屋(ぎょうや) −

『置賜地方では、古くは飯豊山、後には出羽三山(月山・湯殿山・羽黒山)をあがめる山岳信仰が盛んで、男子が13〜15歳になると、成人の儀式としてこれらの山に登拝する習わしがありました。行屋はその前にこもり、水垢離をとって身を清めるための建物です。庭の行屋は江戸時代の終わりごろ、米沢市六郷町桐原で使用されたものです。』
(案内板より)

庚申塔と草木塔
ここには薬草園や、かてもの園もありました。
かてものとは、飢饉のときに飢えをしのぐための食べ物のことで、鷹山は1802年に「かてもの」を出版させています。
草木塔
日本は八百万の神々の国なので草や木の供養塔もあるわけです。

− 草木塔 −

『置賜の人びとは、草木にも魂が宿ると考え、木を伐採したときはその霊を鎮め、再生することを願って「草木塔」「草木供養塔」と刻んだ石塔を建てました。草木塔は、田沢地区塩地平の安永9年(1780)のものを最古として、現在にいたるまで建立され続けており、70基以上が確認されています。』
(案内板より)

置賜の庭の所在地:山形県米沢市丸の内1-2-1