− 上杉治憲敬師郊迎跡 普門院 −
『米沢藩中興の名君、上杉治憲(鷹山)が恩師、細井平洲を城下より遠くここ関根の地に出迎え再会を果たした所である。寛政8年9月6日、平洲三度目の米沢来訪に際し、城下のここ羽黒堂(羽黒神社)に迎え新築間もない普門院に案内し労をねぎらった。普門院には、休息をとった部屋や茶器、湯桶などの諸道具が当時のままのこっている。上杉治憲公が高齢の師をいたわり礼をつくした様子は平洲門下樺島石梁(久留米藩の儒臣)に送った書簡に詳しく記され、境内にある「一字一涙の碑」はその一節を刻んだものである。普門院の建物、門、庭園等は「上杉治憲敬師郊迎跡」として国指定史跡となっている。』
(案内板より)
普門院の所在地:山形県米沢市大字関根13928