伊豆国一宮 三嶋大社

三島大明神

拝殿

主祭神
三嶋大明神(事代主命・大山祇命)

配祀
阿波神、伊古奈比当ス、楊原神
本殿

本殿の大きさは出雲大社とともに国内最大級で、高さ23メートル、鬼瓦の高さ4メートルだそうです。
三嶋大社は鎌倉時代初期には関東総鎮守として源頼朝や多くの武将の尊崇を受けていたとあります。
摂社・若宮神社

祭神は物忌奈乃命、誉田別命(応神天皇)、神功皇后、妃大神。

古くは八幡宮・若宮八幡宮または若宮社等と呼ばれたそうです。
摂社・見目神社

祭神は三嶋大社の后神六柱。

若宮神社同様、本社と最も関係の深い社だそうです。
宝物館。

三嶋大社所蔵の宝物・文化財と、宮司矢田部家に伝来した文化財を収蔵・展示しています。

1階は無料で入場でき、三嶋大社の解説ビデオが上映されていました。
− 国宝 梅蒔絵手箱 −
『 鎌倉幕府を開いた源頼朝の妻、北条政子が奉納したと伝えられ、「政子の手箱」とも呼ばれる。蓋表などに描かれる梅の老木からその名がある。蒔絵工芸品として比類ない出来映えで、さらに未使用の化粧道具一式が揃う現存最古の品である。』
− 紙本墨書 般若心経 (国指定重要文化財) −
『 こま経文一巻は、鎌倉幕府の第二代将軍源頼家が、発病の翌月に自分の病気の回復を願い、書写して三嶋大社に奉納したものである。頼家の筆跡を伝える現存唯一の文書であり、「吾妻鏡」に記述のある頼家の発病を裏付ける資料としても貴重である。』
− 三嶋大社矢田部家文書  (国指定重要文化財) −
『 三嶋大社と代々宮司を務める矢田家に伝来した、古文書約一四○○点のうち、古代から近世までの五九二点が一括して指定されている。源頼朝や豊臣秀吉らの文書をはじめ、政治・社会・文化等内容は多岐にわたる。中世東国史研究上重要であり、近世文書では同社絵図なども含まれ、建築史や神社史の面からも価値が高い。その他に工芸品として宗忠作の太刀、秋義作の脇差が一点ずつ、天然記念物としてキンモクセイが指定されている。』
− 日本書紀並びに具書 (県指定文化財) −
『 日本書紀は奈良時代に編さんされた歴史書で、その写本で有名なのは、嘉禎本とこの三嶋本である。三嶋本は二巻からなり、応永三五年(一四二八)高野山の僧侶によって書き写され、同年三嶋大社に奉納されたものである。また当時の神道説等を伝える具書三巻が付属している。書写年代や奉納過程が知られる点で貴重である。
その他、市指定文化財として、建造物には三嶋大社本殿等、天然記念物には社叢が、工芸品として三四呂人形がある。』
(案内板より)

三島大社所在地:静岡県三島市大宮町二丁目1番5号