久能山東照宮

徳川家康

静岡市駿河区に鎮座する東照宮で、徳川家康が最初に埋葬された場所です。

神社の祭神は東照大権現(徳川家康)で、相殿に豊臣秀吉と織田信長が祭られています。

現在地は一の鳥居前。
鳥居前には駿河湾が広がり、沿岸を150号線が走っています。
久能山東照宮は久能山の山頂に鎮座していて、山頂へ行くには駿河湾沿岸の一の鳥居から1159段の石段を登るか、日本平からロープウェーで行くかどちらかになります。
不思議な地形です。
− 久能山東照宮 −
『 久能山には、推古天皇のころ、久能忠仁が建立したと伝えられた久能寺があり、奈良時代の僧行基を始め、静岡茶の始祖といわれる聖一国師など、多くの名僧が往来し隆盛をきわめた。下って永禄11年(1568)、駿河へ進出した武田信玄は、久能寺を清水市(今の鉄舟寺)に移し、この要害の地に久能城を築いたが、武田氏の滅亡とともに徳川氏の領有するところとなった。徳川家康は、大御所として駿河に在城当時「久能城は駿河城の本丸と思う」と、久能山の重要性を説いたと言われる。死後、その遺言によりここに葬られ、二代将軍秀忠によって社殿が造営された。日光東照宮へは、ここから御霊の一部を移したといわれている。
権化造り総漆塗り極彩色の社殿は、国の重要文化財に指定されており、彫刻、模様組物等、桃山時代の文化の面影を残しながら、江戸初期の特徴をよく表している。そのほか、神庫、神楽殿、鼓楼等の建物も重要文化財に指定されている。』
(案内板より)

久能山東照宮の所在地:静岡県静岡市駿河区根古屋390