世界遺産 越中五箇山の合掌造り集落

五箇山・菅沼集落(2)

菅沼集落は小さな集落で、合掌造りの家は9棟、家そのものは12棟しかありませんが、山奥の静かな集落を求めている人には白川郷よりこっちの方が落ち着くでしょう。
奥にあるのはお土産屋さん。ここは富山県になるので富山のお土産が売っていました。

左にある合掌造りの家には普通に人が住んでいるので、庭先を観光客がうろつく、ちょっと奇妙な光景です。
五箇山民族館。

五箇山は平家の落人の里とされていて、養蚕、和紙作り、そして鉄砲の火薬の原料である塩硝作りが盛んだったそうです。
右側は「塩硝の館」、左は食事処「与八」。

五箇山では戦国時代から明治まで塩硝を生産していて、石山合戦の織田勢との戦いにも五箇山の塩硝が使われたそうです。江戸時代に入ってからも加賀藩が五箇山で火薬の原料を調達していたといいます。
合掌造り集落の中に神明社がありました。奥に鳥居が見えます。
正三角形の屋根の下に四角の合掌造りの家。神社で見かける天水桶と似てますね。

菅沼所在地:富山県南砺市菅沼