誕生数の能力の生かし方

誕生数とは身体的能力を意味する数字で心理学の潜在意識(無意識)、覚醒数(生まれ日)とは自分を自分だと自覚している顕在意識に当てはまります。

心理学では無意識はその人の意識の90%以上を占め、その人の才能は無意識の中にあるといいます。自分を自分だと自覚している顕在意識は全体の数パーセントで、海上に突き出している氷山の一角にすぎず、でもその数パーセントが自分の人生を決めています。

誕生数は無意識のことなので誕生数そのものに自覚はありませんが、覚醒数は誕生数の身体的能力を駆使して生きているので、誕生数についてそれなりに自覚しており、自分にどんな特徴があるのかは解っています。でも無意識を全て自覚するのは困難なのでよく解っておらず、誕生数の特徴とは自分にとって当たり前すぎるものなので才能だとは思わず、宝の持ち腐れになっていることが多々あり、自分には才能がないと思い込む傾向があります。

宝の持ち腐れになる原因の一つに、覚醒数の能力で活躍しようと無理をするケースがあります。覚醒数は自覚が強いので、人は覚醒数の属性の分野に惹かれる傾向があるのですが、誕生数と覚醒数の属性が別々だった場合、覚醒数の能力には限界があり、自分には才能がないと思ってしまったり、好きなことと才能は別物だと言われたりするわけです。

覚醒数の属性の分野で活躍したい場合は、その分野で誕生数の才能を生かせるものを選択するのがよく、例えば、インターネットの世界は思考型の分野ですが、画像やデザインは空間型の誕生数の人が有利です。逆に、思考型の誕生数が他の属性の分野で活躍する場合は、言葉やロジックを生かせるものを選択すると良いわけです。

誕生数の能力は自然に発揮できるものなので、いざと言うとき最大限に能力が発揮され、多少の困難は困難と思わず上手く乗り越えていくことができます。自分にこんなことが出来たのか?と吃驚するようなこともあるので、誕生数の能力に目を向けることは大切です。
人生の方向性を決めているのは覚醒数
覚醒数は自覚を持つため、人の人生には覚醒数の特徴が目立ちます。普段何となく物事を判断しているときは誕生数の性格が目立っても、重要なことほど冷静に判断するので、人の人生は覚醒数の数字に左右されます。

これは誕生数と覚醒数に奇数と偶数の両方を持っている人に顕著で、誕生数が奇数でも覚醒数が偶数なら偶数の保守的な性格で物事を判断し、誕生数が偶数でも覚醒数が奇数なら奇数の性格で判断するので、結果的に人生そのものが奇数的になったり偶数的になったりし、長く生きている人の人生を見ればはっきり解ります。

覚醒数とは生まれ日のことですが、数秘術では人の運勢を生まれ日を使って占います。年の運勢も毎日の運勢もそうです。さらに、四柱推命など東洋占いでは生まれ日の干支を基準にその人を占います。つまり、人の人生は生まれ日に左右されます。

そのため、自分は何がしたいのかと考えたとき覚醒数の属性の分野を選択する傾向があり、その属性の能力を発揮しようとして限界に達してしまうわけです。