運勢占いの注意点

人の運勢には2つの1年があり、1つは自分の誕生日から次の誕生日までの1年、もう一つは元旦(旧暦・新暦)から始まる地球の1年で、数秘術の運勢占いは前者、四柱推命など多くの占いは後者で、占っている内容が根本的に違います。

数秘術の運勢占いは、その1年に影響を与える数字を出すもので、各数字の特徴が運勢に現れるだけなので、例えば結婚する場合、この年に結婚してはいけないという年はありません。愛情が深まる年は結婚に向いていますが、どの年に結婚しても一生を左右する問題はなく、数字が持つ特徴を生かすことが上手く生きるコツとなります。調子が狂いやすい年もありますが、その1年だけの運勢なので、深刻にならずにすむ運勢占いです。

一方、元旦から始まる運勢占いには、この年にはこれは避けた方が良いというものが存在します。よく知られているのが六星占術の大殺界ですが、大殺界とは四柱推命の「空亡」、算命学の「天冲殺」、0学の「0地帯」の期間のことで(大殺界と0地帯は1年多いですが)、この期間はアンバランスな時期で、その後の一生を左右するので、引越や転職など、後で変更可能なものならまだいいですが、結婚や家の新築など、後で簡単に変更できないものは避けた方が良く、これは統計によるものです。

そのため、数秘術の運勢占いで計画を実行するのに良い年でも、四柱推命など元旦から始まる運勢が良くない場合は、今後の一生を左右するようなことは避けた方がよく、そういう年には数字が持つ特徴を上手く生かし、困難を乗り越えることを考えた方が良いわけです。

例えば、その1年の運勢が思考型の数字(3、4、5)だった場合、思考型の能力が備わり、頭の回転が良くなります。4の年は不調になりやすいですが頭は冴えており、問題解決のための情報収集に生かすことができます。

1の年には1が持つ自立の特徴が強くなり甘えられない1年となるので依存心が強い人には大変な時ですが、空間型が持つエネルギッシュな特徴が備わり自立心も強くなるので、自力で頑張った方が上手く行く年ということになり、数秘術の運勢占いとは前向きに考えられる占いなので、単体で考えるより、他の占いと組み合わせた方が有効活用できます。